『ロマンスの王様 ハーレクインの世界』

 頂きものです。ありがとうございます。これは読みたかった本ですw なぜか自分では買わないまま今日までw なぜでしょうか?w

 日本でハーレクインが登場したことはよく覚えてます。まさかこんなに支持されるとは当時はまったく思わなかったというよりも、単純に自分の関心の枠外でスルーwというのが本当のところでしたが、たまに「これを読んでいる人たちはどんな人?」と疑問に思ってました。買ってる人も読んでる人も僕の周囲には皆無だったので。

 その疑問も本書を読めばすぐに解消です。しかも編集、制作、広告・販売までさまざまな情報がてんこもりw もちろん作品のジャンルやシリーズの特徴、さらに作品からのサンプルつきw(結構、エロい)。なぜか本書を読んでて大橋純子の唄がずっと脳裏にこだましてましたw

 三浦しをん氏のインタビュー読んで彼女の本を読みたくなったり、速水健朗さんの相変わらず達者な「文明の衝突」論からの「シーク」ものの考察も非常に興味深いですね。あと創刊当初の思い出を当時の編集長が回顧したものは、当時のマーケティングのサンプルとしてきわめて重要なものでしょうね。

 ともかくこれは日本の文学史の重要な一面として絶対読んでおくべき重要な史料です。

ロマンスの王様 ハーレクインの世界

ロマンスの王様 ハーレクインの世界