小野善康(菅首相の「政策ブレーン」)の「増税で景気回復」に裏付けなし

菅政権の政策ブレーンだったらすぐにやめたほうがいいと思う。この程度の水準かと思うと本当に驚くべきレベルだ。

NaokiGwinさんがまとめられたTwitterより。

http://twitter.com/NaokiGwin/status/17007904934
http://twitter.com/NaokiGwin/status/17008179392

http://nico.ms/sm11174048 (69:55〜)小野善康氏「半分同じで半分違う。小渕さん森さんの時にましになってきたのは赤字を増やしたからではなく、雇用を増やしたから。なので増税で雇用を増やしても同じことが起こる。」

http://nico.ms/sm11174048 (70:20〜)小野善康氏「結局、雇用を増やしさえすれば財政再建は出来るということ。過去なぜ増税したときに失敗したかといえば、その時同時に政府が縮小(歳出削減?)し雇用を減らしたから。」

ぐぐれば、小渕政権と森政権が「雇用を増やした」にかがすぐにわかる。
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.htm

橋本政権(平成10年)のときの完全失業率は4.1%(小渕政権バトンタッチ前の10年12月は4.5%)。
小渕政権(平成11年1月ー平成12年4月5日)のときの完全失業率は、11年は4.7%、12年3月は4.9%。
森政権(平成12年4月ー平成13年4月26日)のときの完全失業率は、12年4月が4.8%、13年4月は4.8%。
小渕政権から森政権にかけて完全失業率はそれ以前よりも増加し、また失業者数も一貫して増加トレンド。

いったい小野氏は自説の「増税すれば景気回復」の裏付けとなる小渕。森政権ときの「雇用を増やした」というのはどういう尺度からでてきた言葉なのか? もし統計を知らないというならば、あなたはもう政策ブレーンをやめたほうがいい。あまりのレベルだからだ。