脱デフレを考えるためのいろんな図表(補遺)

構築中

その11 日本のフィリップス曲線

日本のフィリップス曲線(1975年から2010年1月まで) 

 この図から明らかになる一つの重要な点は、「フィリップス曲線は、インフレ率が低くなればなるほど水平に近くなる」という事実である。これは、「デフレによる雇用と所得の喪失は、物価上昇率が低くなればなるほど加速する」ということを意味する。マイナスのインフレ率に直面する九〇年代半ば以降から現在までの日本経済は、まさに典型的な形でこうした事態に陥っているのである(『構造改革論の誤解』2001の文章を微修正しただけでも今日でも使えてしまう日本の悲劇)。

 もう少しこなれたいい方をすると、デフレがちょっとでも進むとものすごく失業率が増加してしまうこと。

その理念図

さらに理念図