疲れた……なんとか間に合う

 池尾和人氏と池田信夫の共著『なぜ世界は不況に陥ったのか』とブログでしばしば散見する池田信夫の発言への批判をも含んだ、「ダメな経済学」をようやく脱稿。ちょっと締切まで時間がなかったのと海外行きのドタバタや他の仕事の重なりなどで、間に合うかわからんかったが、なんとか書き終わる。しかしなぜ池尾・池田本にいままでまともな突っ込みがなかったのか不思議である。というか僕も1週間ほど前に依頼をうけるまで読んでなかったんだけど 笑。

 「ダメな経済学」では他に山本一郎切込隊長さん、福永宏(東洋経済シニアライター)さん、リチャード・ク―氏への返答をあらためて書いておいた。時間がなくて濱口桂一郎の『新しい労働社会』への論評と、松尾さんの商人道関係は端折った。ここらへんはセミナーで喋るでしょう。あといまの経済本コーナーなどの主要な登場人物(野口悠紀雄竹中平蔵副島隆彦w、浜矩子、水野和夫、松原隆一郎東谷暁各氏を含む面々)への批判的な総展望もシノドスのセミナーの方でやるつもり。自分でもこういう批判的見取り図が一番やってて楽しいし、意義もあると思っている。というか、『エコノミストミシュラン』や『経済論戦の読み方』以来、抑制気味できたんだけど、もう我慢の限界というのが正直なところ。海外論者の展望もやるつもり。

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セミナーで話したり、このメルマガで書いたことの核心部分は、このブログに書く予定はない。

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