松尾匡『対話でわかる痛快明解 経済学史』

 イタコ経済学拝受いたしました、ありがとうございます。これは最初の映像だけの印象とは違い本格的な経済学史ですね。松尾さんの底力には驚きました。経済学史の通史としては、小田中直樹さん(いまどうしてるのかなあ〜)の『ライブ・経済学の歴史』(この本の冒頭のアリストテレス解釈は秀逸)、若田部昌澄さんの『経済学者たちの闘い』(経済学者がいかに時代の問題と格闘したかのドキュメント)などと並んで、相互補完的なユニークな通史になるんじゃないでしょうか。ちょっと丁寧に読む余裕がないのですが、近いうちにまた内容を詳しく紹介したいと思います。

対話でわかる 痛快明解 経済学史

対話でわかる 痛快明解 経済学史

(付記)そうそう、なんでこんなに松尾さんが通史を書けるノウハウがあるのかな、と考えたんだけどブレムスの数理的な経済学史を翻訳した経験とか生きてるんですかね? 

経済学の歴史 1630‐1980―人物・理論・時代背景

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