モーニング・ツー&『マンガ論争勃発2』ゲラ


 なんか昨日から偏頭痛が酷くて半日ダウンしていまもちょっと思わしくないんですよね。風邪かなあ? そういうわけで昨日は更新できませんでした。今日も経済関連など頭を使う話はちょっと無理かな。


 いま出ている講談社マンガ雑誌『モーニング・ツー』で、またもや『昆虫探偵ヨシダヨシミ』を応援するコメントを寄せてますのでどうかこの作品をよろしくお願いします。

(追記)

せっかくもらったので感想を。

 冒頭のYOVOVA作の『Canned Town ―缶詰の街―』。人情話とあまり大したことのない想像力の組合せ、しかも絵柄もどこかで見たような気がする。この絵、特に少女造形は誰かの作品そのものなんだが、いまいち思い出せない。たぶん稲葉さんあたりならすぐ指摘できるかもしれないが。しかし近未来的風景なのに微塵もセンスオブワンダー(古い!)に依存できないためか、いきおいストーリーの人情話だけに依存せざるをえなくなっている。それだけの作品。


聖☆おにいさん、これは毎回、安定した面白さがある。クリスマス編のおかえしのサプライズというわけか。


 連載陣はほかに読んでいるのが一作もないのだが、今回の「変ゼミ」や「いったり・きたり」は少し心に残った。


 「ピポチュー」はこれは前半と後半が違う話かと思い、本当にページの落丁じゃないか 笑 と思った。前半は別にどうも思わなかったが、218ページの後半からの英語好き少女の崩壊と転生?は面白そうだ。彼女の話だけ読みたい。特に見開き四コマの描写は優れてる。他のヤクザ??みたいな人たちの前半の話はなんか興味ないな。


 ところで一番愕然としたのが、大賞受賞作という「Poor Knight」。これは本当に自己満足な駄作。いまごろミスター・ブーの掛け合いかよ! 怒。あまりの低レベルな作劇に唖然。


 正直いって第一回から思ってたけど、すべての大賞受賞作が話の骨格がお粗末すぎる。絵もセンスオブワンダーな感じがない。わざわざ世界まで応募をひろげるんだから、10数年前に中国の男子トイレだとか20数年前にフランスのトイレにはいったときの衝撃wぐらいの生理感覚レベルの異質さがなくてどうする? こっちはお上品な完成されたマンガよりも、生理感覚直撃の他国の便所の落書きをみたいんだよね。 しかもこんな50手前のおっさんに感覚が古い、といわれた日にはorz。選考する人、変えたほうがいいと思う。しかしこういうレベルの大賞への批判がないところがいまのヨイショ業界と化した日本のマンガ批評のレベルかもしれない。


 それと完全に忘れてましたが 笑 『マンガ論争勃発2』のゲラが昨日届いたんですよね。頭痛が治ったら読みますけど、これもマンガ関係では楽しみにしてます。ただこのインタビューをうけたときから日々、修行を積んでいてのでいまはかなり「進化」しているのでそことの折り合いをどうするかですね。例えば少し触れたけれども国際児童文学館の問題についてもインタビューをうけた11月時点から、現実の政策の方もかなり変化しているわけです(廃止の事実上の決定と資料の移動)。


 この話を書き出すと、頭を使わなくてはいけないので 笑 これぐらいにして今日は終ります。


 下はモーニング・ツーの最新刊表紙と、『マンガ論争勃発』の「1」の表紙


2007-2008 マンガ論争勃発

2007-2008 マンガ論争勃発