昼間たかしさんのブログを読んでいたら、僕の意見が取上げられていた。個別の日記レベルでのmixi内はともあれネット検索可能な中で、このメビウス祭り関連での僕の意見が注目されているのはあまりないことなので以下に引用。
http://www.mangaronsoh.com/archives/225841.html
さて、今回のシンポジウムをめぐっては様々な話を聞いていた。
私は、マンガ研究については特に論文を発表しているわけでもなく人脈もさほどあるわけでもないので、判断はできないのだけど『マンガ論争勃発2』で取材した田中秀臣さんは、真っ向から批判をしている。
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090430こうした意見は、少数派なのかと思いきや実は、ほかにも幾人から似たような話も聞いている。
ただ、こうした批判が出てくることは実は嬉しいことではなかろうか。こうやって、批判の応酬によって学問は発展していくのである。
僕はそもそも自分の意見を少数派とは思っていない。むしろ常識的なものだと思っている。だがいまネットのあちこちでメビウス祭りの快楽の味を無邪気に伝える「専門家」や結構レベルの高い消費者たちのブログの感想をみると、こういう昼間さんの感想は珍しい方なのかもしれない。
今回だってそりゃ、生のメビウスがきたり、面白いマンガ家の話をきければ、そういう快楽の味はおいしいだろう。でもちょっと想像力があれば、そもそも談合や天下りや利益供与自体だって、それを享受するものにとっては、実においしい話であることに、このことは似ていると思わないだろうか? 思わない人が結構多く、思う人が結構少ないといという事実も(自分の意見は少数意見ではないと思いつつも)否定できない気がしている。
まあ、なんか文化産業や文化財自体を批評したり、分析するときに、その対象とどう距離をとるかって、意外と日本のマンガについては難しい側面がありそうだと思った。なるべく僕も距離を置いてみていく……というか僕はそもそもマンガ批評の人ではないわけだがw
- 作者: 永山薫,昼間たかし
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