島田虎之介『ダニーボーイ』

 雑誌連載のときに追うかな? と思いつつも毎度のことだけど単行本を待つぐーたらなオレ田中がいるわけですが、この作品もあいかわらず洗練されていて面白いものです。いままでの島田作品の中でも構成がすっきりしていて読みやすいですね。ただ作品の奥深さでいうと既存の単行本作品群の方が上かも知れません。そうはいってもファンなので作品を読めるだけでいい、という気にもなってます。

 ブログではわざわざ書いてませんがここ一月あまり時間を工面して猛烈にマンガを読んでます。体系的に読んでいるのはアメコミ論争の勃発時点以来久しぶりですね。新しい潮流のマンガといわれるものに絞って読んでますが全然ついてけます、大丈夫(笑)。マンガは本来的に保守的な感性(なんじゃそれ?)に依存しているようでたぶん爺さまになっても「最先端ぽいマンガ」も読めるのではないか、と思います。むしろ原書でも挫折し、翻訳も積読になってる『フロム・ヘル』のようなオールドなコミックの方が難物です。

 それと『ユーロマンガ』の第三巻がでているようですね。まだ見てないですが。自分でもマンガ、英語コミック、BDと忙しい人だと思います 笑。もし何かこれ面白いよ、というのあれば教えてください。

ダニーボーイ

ダニーボーイ

ユーロマンガ3号

ユーロマンガ3号