『環』特集:世界大恐慌か?

 藤原書店の『環』36号が届きました。ありがとうございます。同誌に「世界同時不況をめぐる「危機的状況」」を寄稿しました。よろしければご参照ください。今回の世界大恐慌特集で読むべきものは、若田部昌澄さん「世界大恐慌の教訓」(語りおろしで非常にわかりやすい)、安達誠司さん「一九二九年株価大暴落のメカニズム」(今般の危機との共通点などがクリアに整理)、原田泰さん「アメリカは何を失いつつあるのか 金融機関救済とアメリカの「自由」」でしょう。

 同誌はほかに一海和義さんの特集、猪木武徳先生の『道徳感情論』が面白かったです。他はちょっといまは読む体力がないのでスルー。