今晩は。全国の紳士淑女と日本銀行の皆さん。田中秀臣のブログへようこそ。
街はめっきりクリスマス気分満載。赤プリタワーがクリスマスツリーに綺麗に輝き、遊歩道が幽玄の世界に招き猫ます。
おっととと、そちら側ではございませんでした。逆側でやっていたのが、日本の経済ネット界のアイドル、われらの暗黒卿こと高橋洋一教授の第17回山本七平賞受賞パーティーがニューオータニで今宵開催されたのです。私、田中。全国の高橋洋一ファンの代わりと思いいってきました。
遊歩道なんか見物していたせいでちょっと遅れましたが、ちょうど渡辺喜美議員のスピーチ後半にすべりこみ。会場はかなり混んでいました。渡辺さんが何をいったか聞いてませんでしたが、会場なんだかマッチョおっさん度が異常に高めですw。
さて授賞式本体が始まり、高橋さんの授賞スピーチは現状の政策への批判ともいっていい内容で興味深いものでした。
曰く、いま定額給付金を埋蔵金2兆円を使う案が評判がよくない。これについて少しいいたい。埋蔵金は国民から政府が余計にとったもので、それを国民に返して自由に国民が使うというののどこが悪いのだろうか。もし埋蔵金を国民に返さなければ官僚が勝手に使ってしまうだろう。国債の償却にあてろという意見もあるが、実はれは官僚が自由に使った後に国債の償却にあてるという意味でありまったくおかしい。そもそも埋蔵金は20兆円ぐらいはある。そのうちたかだか2兆円ごときで悪くいわれる筋合いはまったくなく、国民が自分のお金を自分の意思で使うことを決めることの方がよほどいいことだ。
とおおむねこのように高橋さんはスピーチしました、僕もこの埋蔵金は2兆円ではなく20兆円使い、まさに官僚たちが不当に保有している国民の資産を正当に国民のもとに返し、その使い道は各自まかせる(消費でも貯蓄でもなんでも可)というのは支持できますねえ。
ともかく招待状に高橋さんと話す時間がとれない場合があるので事前に予約してくださいなどと書かれているので、高橋さんもグリーンスパンみたいに偉くなったなあ、と思いましたが、さすがにそういうこともなく、順番を待ってご挨拶。「どうせブログとかに載せるんだろ。まあ、いいよ、いいけどw」と苦笑しつつ記念撮影……でもいまみたらボケてて使えないのでw おひとりの写真を以下にw たぶんふたりで写ると暗黒闘気でデジタルにノイズが走るのだと思われ
しかし久しぶりにお会いした高橋さん、なんだかお顔がつるつるしていて健康そうでした。たぶんマンガとシンクロ率が高いと思われ
さて、田中は最大のミッションであるご挨拶を終え、あとは食事に精を出すのみとなりましたw。
しかしよく見れば写真とかで知っているあの方々がいるではおまへんか。これはぜひ面識を得なくては。ということでまずトップバッターは、長谷川幸洋さん。長谷川さんの『月刊現代』の匿名記事には毎回教えられましたねえ。もちろんその集大成とでもいうべき『官僚との死闘700日』も必読でした。当ブログをたまにご覧いただくとのこと恐縮です。もっとちゃんと書きますw。
昭和恐慌研究会チームからは、遅れて野口旭さんが登場。しばし長谷川さんと小宮隆太郎論(貿易赤字・黒字論争)を話されていたのもこのパーティーならではでないでしょうか。
長谷川さんが、FACTAの阿部さんが来てますよ、というので私田中、きょろきょろ探し回りまして、ブログでお見受けするちょっとずらしたメガネの洗練された雰囲気の紳士を発見。
ご挨拶をして阿部さんとお話させていただきました。日本銀行についてとか海外の経済とかですが、阿部さんの博識にはブログを通して毎回勉強になってますのでこれからも阿部さんの発言に注目していきたいと思います。つうか定期購読しないと。うっかり阿部さんの近影を撮るのを忘れました。
さて小林○のり氏が背中に立っているのに、気がつかずに小林○のり批判を野口さんが展開するので田中は顔面が蒼白になりましたがw それらハプニング?を乗り越えて、僕はとても今日はラッキーでした。
それは生協の白石さんならぬレセプタントの白石さんに、ず〜っと話相手とか食事の用意とかしていただき非常に楽しかったことです。白石さんが暗黒卿のことを御存知なかったので、即席で野口さんとふたりで、高橋洋一の人と仕事を10分で語るスレッド状態で講釈を始めました。
埋蔵金、小泉・竹中改革の影のアドバイザー、などなど。ふたりで白石さんに説明していて、確かに高橋さんの日本経済への影響力はかなりなものがあったんだなあ、と実感しました。
というわけで白石さんとツーショット。なんでか僕の頭が発光ダイオード状態なのは上気しているか写した人(N口さん)の陰謀かわかりませぬだ。しかし白石さんの気配りに、田中も野口さんも非常に感銘しました。さすがニューオータニ。楽しいパーティーでした。
そういうわけで紳士淑女と日本銀行の皆さん、高橋洋一卿の記念すべき日のレポートを終わります。そして高橋さんと奥様、改めておめでとうございます。