日本銀行政策決定:追い込まれるの待ってます

 最近は日本銀行の「受動的政策」(市場の動向に合わせて金利調整する)というのはただのマゾ的行為ではないか、と思うようになりました。速報しか読んでないのでなんですが、前回の利下げの効果を見極めてとかいっていますが、超短期な資産価格の変化以外に何を見極めるのでしょうか? そういう超短期の効果はとっくに消失していますが、日本銀行はいまの株価や為替レートの動向に目がいかないのでしょうか。しかも景況や成長率見込みなどについてこれからどんどん悪い数字が出てきて、それを「待つ」というわけでしょうか? 現段階で世間知的にも環境の悪化はあっても改善や現状維持の数字はまったく期待できそうもないでしょう。フォワードルッキングってどうしたんでしょうかね?。

 すでにここhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20081107#p2の最初で「0.2→0.2→0.1」下げていきできるだけその利下げタイミングもストロークを長くとりたい意思がある、と書きましたが、ストロークの長さはできるだけとる、という姿勢は同じですが、数字の割り方(笑)として「0.2→0.15→0.15」もありえますよね。この数字の割り方がどんな「意義」をもつかなんて僕に聞かないで下さい 笑。

 ともあれ年末にかけて日本銀行が各種経済統計や景況判断などの悪化をうけてどんどん追い込まれていくわけですが、それを織り込んで日本銀行は政治的に行動しているのでしょうから、はてさて次回はいったいどうなりますやら。こういうのはまともな金融政策の判断とはいえないので、僕のようなアウトサイダーにはま〜たくわかりませんw。なんとか日記でも読んだ方がいいでしょう。そういう政策決定委員会の外の「声」に耳を傾けよ、というのが残念ながらわが国の金融政策の特徴ですから……。