■第4回「河上肇賞」受賞者決定!
〈本賞〉
片岡剛士 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員)
作品名:『我が国の経済政策はどこに向かうのか
――「失われた10年」以降の日本経済――』
〈奨励賞〉
平山亜佐子 氏(エディトリアルデザイナー、文筆家)
作品名:『明治 大正 昭和 莫連女と少女ギャング団』
和田みき子 氏(助産師)
作品名:『1920年代の都市における巡回産婆事業
――経済学者、猪間驥一の調査研究を通して――』
http://fujiwara-shoten.co.jp/main/news/archives/2008/11/4.php
安達誠司さんの『脱デフレの歴史分析』以来の本賞受賞。片岡さん、おめでとうございます。
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/main/kawakami_prize/
(補遺)なお同賞は刊行された著作(現段階で第二回までのものが既刊)の他の賞の受賞獲得率が異常に高く、奨励賞受賞作は100%の確率でほかの賞を受賞しています。第1回の鞍馬天狗は、芸術選奨文部科学大臣評論等部門新人賞、第二回の子宝は角川財団学芸賞、安達さんの本賞受賞作は御存知のようにきわめて高い評価を与えられています(うろ覚えですが山本七平賞最終候補作や東洋経済、エコノミストなど年度ベスト上位など)。その意味では、この奨励賞受賞作他賞獲得率100%の伝統を担った松尾匡さんの『商人道!』(明年春刊行予定)にプレッシャーをここでかけてみたいと思います。笑。
ともあれ、econ-econome,it's baaaaaack!