取締役梅田望夫氏の発言を読んで(はてブ料金制のすすめ)

http://twitter.com/mochioumeda/status/996601415

はてな取締役であるという立場を離れて言う。はてぶのコメントには、バカなものが本当に多すぎる。本を紹介しているだけのエントリーに対して、どうして対象となっている本を読まずに、批判コメントや自分の意見を書く気が起きるのだろう。そこがまったく理解不明だ。

 最近、水村美苗関連でのしょうもない話をみて、そろそろウェブ進化なんたらとかアルファブロガーとか、そういう人さまをミスリードするたぐいの話は終りなんだなあ、としみじみ思った。

 つうか、僕のようにこのブログを、毎日義務のように書くホームページ(笑)という意識で利用している人には、最初からどうでもいいのかもしれんけど。

 いや、この取締役梅田氏が安易に「理想形」つうかはてな利用のワンパターンでしかないものをはではでに宣伝するもんだから、僕のような使い方を、なんか「非正統的なもの」として貶めているようで、最初からこの取締役梅田氏の宣伝手法は問題があったように思える。いいかえると最初から利用者の利用の仕方を彼目線の「頭いい」「バカ」に区分けしていたといえるだろう。もちろん僕は彼の基準からいえば「バカ」顧客であるw 

 例えば100キロの速度規制がある三車線くらいの高速道を走る車(ブログ)の群れを考えてみる。80キロくらいでまっつたり走る群れ(僕のようにHP的にブログを利用する連中……コメ欄もTBも閉ざしたり承認制だったりウェブ2.0的ないき方ではないケース)、100キロのスピードで走る車の群れ(ウェブ2.0とかのいき方として喧伝されてる人たち)、と自然にわかれても、高速道の利用からいえばなんの無問題なわけ*1

 中央車線やおいこし車線の連中から「おーい、おまえらも100キロで走れ、走らないやつはウェブ2.0じゃないドキュン」といちいち車の窓から大声で叫ばれたりw、パーキングエリア(はてブ)で喧嘩をうられてもこまるわけ。

 しかしここの取締役梅田氏はそういう迷惑な風潮を(ぼくらのようなまったり利用者には)助長してきたと見えるわけで、そんな彼がパーキングエリアで僕らがしばしば遭遇している迷惑行為に、自分が巻き込まれたからといって彼の従来の主張からいえば「頭のいい」w利用者をバカ呼ばわりするとは、彼の主義主張とかいうものや顧客戦略(頭いいvsバカ顧客の峻別)からいっても甚だしく矛盾する。

 彼の従来のウェブ進化論とかいうお話からすれば、ああいうはてブの利用者たちには「バカ」ではなく、昔と同様に「頭のいいウェブ2.0以上のはてブでつね」とでも誉めたたえなけりゃ、おかしいよなあ。

 もちろん「バカ顧客」の僕はそんなことまったく思えないけどね。パーキングエリアで喧嘩売られたりするのは嫌だもの。

 ところでもし梅田氏が従来の主張を転換して、僕と同じ目線で、はてブをいまよりもまともにしたいのならば、はてブを料金制(ポイント制)にするのが手っ取り早いだろうね。

 それははてブをする人たちがお金を払うんじゃない。はてブをつけられる側にお金(現行の仕組みだとポイント)をださせる仕組み。

 はてブで梅田氏がいうような「バカ」なコメントをみたくない≒ますますウェブ1.0以前風にはてなを利用したい、そういう人たちがお金を出せば、はてブを自分のブログに公開の形でうけつけなくてすむようなオプション設定が利用できるようにするのはどうかなあ?*2 そこで得たお金はますます「ウェブ2.0」以上の世界に投資してそれにのりたい人のために使えるし、同時にそういう風潮にのれない人でなおかつそれでもはてなを利用したい人にもメリットになるし。

 ぜひそこんとこはてなの内側の人、ひとつ検討よろしく。

*1:この区分以外に、ぶく魔だけしたいとか、アンテナ機能だけ使いたいとかパーシャルな利用の仕方があるが、なぜかホームページ的な利用の仕方も同じパーシャルな利用にもかかわらず、ホームページ的利用は貶められがちだがw こちらの方はウェブ2.0的ともてはやされている印象がある。いや、わからんがw

*2:はてブをつけることは可能だけれどそれが一般に公開されない。はてブをつけた人の側からみると、自分のはてなサービスの中で確認できるだけ