若田部昌澄「温暖化対策が最優先課題?」

 『Voice』9月号に掲載されているものでネットで読める。
http://news.goo.ne.jp/article/php/politics/php-20080815-01.html

地球温暖化問題の優先順位が低くなる理由は、ごくごく単純な理屈にある。それは、煎じ詰めれば「無い袖は振れない」、あるいはやや専門的にいえば資源の希少性とトレードオフに帰着する。

問題の解決に必要な資源とそれによって得られる効果を比べてみると、地球温暖化対策は効率がきわめて悪いという。こうした考え方はいうまでもなく経済学の基本である: