前期授業が8月第一週まで食い込んでますので(涙)、体力とやることのバランスをとりますと、どうしてもブログ更新はこの時期はなおざりです。しかしなんでこんなに講義期間が長くなっちゃったんでしょうか? 自分で決めたわけでははないので 笑 わかりませんがひたすら個人的資源を損耗しております。また涙。
そんなわけで何か話題があって書いてるわけではないのですが、いま正規の研究以外に注目している話題は、資本主義の多様性と金融政策との関係でしょうか。もともと日本経済思想史研究の深みに入ったきっかけは、山田雄三氏の『価値多元時代の経済学』を読んでからでして、城山三郎の山田氏との交流録でもお読みいただければわかりますように、経済体制の比較史的視点が山田氏の独特の関心を形成しています。城山の本についてはecon-economeさんがお書きになった感想がありました。
さてその資本主義の多様性について、最近出た積読本(笑)を一冊ご紹介しましょう。ボーモル御大が他二名の共著者と書いた以下の本です。研究室には先週届いたばかりでまだよく見てはいないのですがなかなか面白そうです。amazonの書評子がなかなか簡潔なまとめを書かれているようなのでそれを参考にするのもいいですね(他力本願)。
Good Capitalism, Bad Capitalism, and the Economics of Growth and Prosperity
- 作者: William J. Baumol,Robert E. Litan,Prof. Carl J. Schramm
- 出版社/メーカー: Yale University Press
- 発売日: 2007/05/22
- メディア: ハードカバー
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