セカンドライフの取付け騒動(山形浩生「エコノミスト」を読み解く、クーリエ・ジャポン)


 僕はセカンド・ライフ未体験なんですのよ、オホホホホ。しかしよく事情がわからないけれどもリンデンドルセカンドライフの通貨)とドルは固定為替(ペッグ)制で結ばれているのか。投機アタックの必要条件をみたしているわけですね 笑。


COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2007年 10月号 [雑誌]

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 (以下、コメント欄のBaatarismさんの指摘により訂正)
 しかし『中央公論』では梅田望夫氏がセカンドライフいいところ問題点は、「同時性」(交渉する主体に同じ時間をすごす制約を課す環境条件)を求めないるところにある、といっているけれども、この山形さんとエコノミストの記事を読むかぎり、同時性を利用した投機アタックの必要条件をきちんとみたす律儀さ(笑)を保持しているかぎり、同時性の呪縛から逃げることはまず無理だな。


 つまり「非同時性」を享受する暇人(時間の機会費用が低い人たち)がいる一方で、「同時性」を追及する投機家がいるってことですな。


 それと『Voice』の山形さんの論説は、現代版『23分間の奇跡』の効用といったものです。


23分間の奇跡 (集英社文庫)

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