増田悦佐イズムw、脱力アラン・ムーア、ジョージ・ルーカス


 さてここ半年ばかり、ワンダーウーマンの最新作を読んでから突然、アメコミ熱が冷めてしまい、その後に続々きた研究書、コミックそのものを積毒状態にしていた私ですが、いま最終段階の論文が終わったら少しだけ、ほんの少しだけお時間をいただいてコミックワールドに浸りたいと思っております。あとワンダーウーマン(これに熱中したのはそもそも増田悦佐氏がワンダーウーマンはマッチョな男そのもの、などと書かれたことに反論??すべく読み出したわけでわけすが)で脱力したというよりも、アラン・ムーアの新作だったLost Girls に完全脱力したせいでございます。

Lost Girls

Lost Girls

 このアラン・ムーアの新作はここの解説にもありますようにR-18ものに近い(いや、それほどとも)エロチックな奇怪作といえるものです。で、脱力したのは話がつまらないだけではなくw この本が本当に置き場所もないほどでかく、なおかつ重いものでして(経済系のみなさんにわかりやすくいいますと翻訳のあのスティグリッツの教科書三冊分の重さが一冊であります 汗)、アメコミ一般にいえますが、実に本棚に収まりが悪く不快なものでしたw。重くて脱力というのが真相でございます。まあ、ムーアファンは日本でも多いそうですがいったい何人の方がこの物好きな奇怪作を読まれたのか……w



 で、ぼーっとしてたらですね、このブログでもしばしばでてきますアメコミ論戦の一番の核心部分であった50年代のコード前のだと思うのですが、ECコミックの復刻がどどどんとついに出ました。やったー! なぜこんなにうれしいかといいますと、アメコミ論戦関係で研究書はかなり所有しているのですが、まさに規制対象?となったホラー、戦闘ものの現物をほとんどみていなかったからです。

Weird Science (The Ec Archives)

Weird Science (The Ec Archives)

 しかもこの復刻のSFものでしょうか、それにはなんとジョージ・ルーカスが序文をよせているではないですか。あいかわらず高価ですが(ーー;)

 リハビリ次第、またアメコミや日本のコミックやフランスのBDぐらいはフォローしていく所存ですw