藤井省三『村上春樹のなかの中国』


 講義用の資料として。『世界は村上春樹をどう読むか』黒古一夫村上春樹』の附論「中国における村上春樹の受容」(王海藍)なども。高度経済成長と都市部の大衆消費のアイコンとして。


 

村上春樹のなかの中国 (朝日選書 826)

村上春樹のなかの中国 (朝日選書 826)


 講義を受講している学生の構成にあわせると、レジャーの経済学は次第に中国経済圏を大きな話題にしていく流れ。これは面白い実験でもある。いま興味のある人物は、映画監督の賈樟柯と小説家の李碧華のふたり。それに経済学者張五常(国際指名手配中)が加わる。ここらへんの人物をうまく講義のなかで組み合わせることができないだろうか、いま勉強中。