2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴木一策『マルクスとハムレット』(近刊らしく亡霊ではない)

『一海知義著作集』にはさまれていた『機』の最新号を読んでいたら、鈴木一策氏の『マルクスとハムレット』(藤原書店)の近刊案内がでていた。鈴木氏とはある会合で同席したときに、このマルクスとハムレットとの関係を拝聴して、えらく面白かった記憶が残…

河合香織『月刊現代』リポート

教えて頂いたので拝読。「息子と三橋歌織「結婚生活」の虚実」。先に読んだこの本http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080518#p1に収録されている法廷の様子、周辺状況では触れられていない情報を含む発言がさまざま記載されている。まだ十分考えを突き…

ニューアカと僕(笑)

へんなコメントがあったけども「爆裂捨てコメント」なので削除したが、ちょっと昔話を書きたい気分なので以下関連して。 3,4年前に『構造と力』を始めて読んだ 笑。『逃走論』はいま読むために脇に積読状態。中沢新一の本は読んだことない。たしか論文で…

アンナ・カヴァン『氷』(改訳)

このブログのエントリーhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20060930#p2でのコメント欄で山形さんから教えていただいた情報ですが、待望の改訳しての復刊ですね。(付記)献本いただく。どうもありがとうございます。もう読んだのがかなり前なので新鮮な…

森永卓郎・岡田斗司夫『オタクに未来はあるのか!?―「巨大循環経済」の住人たちへ』

半分までで読むのをちょっと中断しているのだが、岡田氏のオタクはすでに死んでいる論が、モリタク先生の超萌え萌え理論の前でいかにつめに欠ける中途半端なものかがわかり興味深い対談。モリタク、すげえな、と思わせる一書である。というか何気に基本的な…

[経済]岡田靖論説と日々一考ブログの解説

同じテーマ(グリーンスパンがサブプライム問題の根源なの? それは納得がいかない。もう一度FRBの対応を整理してみよう、という趣旨)で、今日配信予定のソフトバンククリエイティブのメールマガジンに寄稿したので面白かった。http://d.hatena.ne.jp/econ-…

掲示板・ブログ文化の終焉とケータイ

最近はPCではブログのエントリーと90%以上は英語圏の経済ブログのチェックそして関連文書(PDFの印刷など)が中心。日本のサイトはアンテナにあるのに加えて、ほぼ携帯中心の使用。まあ、あまり携帯とかPCとかで意識してわけるつもりはないけれども、岡田…

極東ブログの決断

もうコメント欄を承認制にしますよ。みなさんもそうしたほうがいいですよ。 http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2008/06/post_efdf.html :「でも私の使っているブログじゃできません。はてなダイアリーにはそんな機能がないんです」という場合…

門倉貴史『イスラム金融入門』

「イスラム金融」の概念自体よりも、後半の各国経済の金融市場を中心とした分析が参考になる。特にドバイ、マレーシア、パキスタンなどの国についての簡潔な整理はよかった。イスラム金融入門―世界マネーの新潮流 (幻冬舎新書)作者: 門倉貴史出版社/メーカー…

ボ版・経済論戦その5(リフレ主義)

内容は無保証。このhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080601#p1続き5 リフレ主義の立場

一海知義『一海知義著作集2 陶淵明を語る』

おお! 素晴しい。一海先生の著作集ついに刊行開始。献本までいただき感謝感激、本当にありがとうございます。しかも本の表紙の題字は、なんとお懐かしや、榊莫山先生ではございませんか。僕の本にも書いていただきたい!(←猛烈な贅沢 僕は大学生のときに吉…

ボ版・経済論戦その4(清算主義)

内容は無保証。ここhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080531#p1の続き。4 清算主義 清算主義をもう一度書くと、経済の成長や発展は資源を無駄に利用しないことによってもたらされる、そのために社会に非効率的な資源の利用があればそれを除去しなく…

滝にうたれる猫

http://blog.haidashoko.jp/content/0000287844.html ここ数日、「はいだしょうこ」がmixiの人気ワードであがっているので検索したら、この人ブログやってたのか。しかしこの猫ってwwww。 ちなみに下が僕が筆名で書いた猫の本。当時としては国際的にも1…