クルーグマンがここ数日米国で過熱している「インフレ削減法」について積極的に発言している。主に共和党の同法への姿勢を批判するという政治的な軸足を明瞭にしながらのものだが。ちょっと同法まわりのメモ。
同法のそもそもの経緯https://jiji.com/jc/article?k=2022072901001&g=int
インフレ削減法の内容https://jetro.go.jp/biznews/2022/08/ffb528b01bb20ab2.html
NYtimesの記事からの図表
クルーグマンの論説
https://nytimes.com/2022/08/04/opinion/climate-change-bill-taxes.html
参考:クルーグマン論説がふれてる法人税の帰着問題についてはこのスライドがまとまっている
https://cao.go.jp/zei-cho/history/1996-2009/gijiroku/cho-bun/2007/pdf/tyousa7kai1-2-2.pdf
今度の法案は租税回避や脱税対策で「財源」をねん出することが注目。それがうまくいくかどうか問題はある。米国の脱税問題については以下の記事がまとまってる。
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/22837
それと大野氏のインタビューにこたえたクルーグマンの岸田政権評価。
クルーグマンの岸田政権評価なんだが、「なにもしてない岸田政権」は正しい。が、他の内部留保とか同一労働同一賃金みたいな日本の左派が喜ぶ話が重点で、安倍さん死後に強調していた積極的な財政・金融政策へのコミットが後景。インタビューした側の視点が反映されてる??