報告「ジョーン・ロビンソンと日本」inケインズ学会関東部会

久しぶりに学会での報告。ジョーン・ロビンソンは一度はまとめてみたかった話題で、一応、論文にまとめる前の中間報告的なもの。日本におけるロビンソンの貢献の受容史を、主に以下の諸点に注目して報告。

報告の構成

1) ロビンソンと日本への紹介
2) 川口弘とロビンソン
3) 小宮隆太郎の反撃
4) おわりに 制度的影響のスケッチ

本報告の力点
・ロビンソンの革命テーゼと日本経済への評価「奇妙な例外」→中国論との対比
・歴史的時間、資本主義経済の根源的不確実性の日本側の継承・批判的発展。
・小宮のロビンソン批判の妥当性とその限界
・「経済学の第二の危機」の今日的意義→雇用の量から質への注目