スターリン=ウェルズ対談をめぐって

山形浩生さん訳はスターリンとウェルズの対談部分だけ読んだまま。

 

kindle版を購入して、残りの部分を読む。対談に関連するバーナード・ショーケインズの論評が実に面白い。ショーが共産主義全体主義を支持したり反資本主義である以上に、0か1かの極端思考で独裁者好きという性格とケインズの大胆さが印象的。

 

バーナード・ショー自身もスターリンと会談しているが、その前年に出た『知的女性のための社会主義と資本主義の手引き』(『資本主義・社会主義全体主義共産主義』角川文庫)では、それなりにバランスのある比較体制論を書いてたが、次第にスターリンムッソリーニなど独裁者好きになる。オワコン。