原真人朝日新聞編集委員論説フルボッコ(宮崎哲弥「時々砲弾」、高橋洋一デジタル現代論説、田中秀臣iRONNA論説)

 冗談めいたエントリー題名だが、原真人氏の論説「ゼロ成長はそれほど『悪』なのか」(朝日新聞朝刊1月4日)はまさに至る論点でダメだしされている。

 宮崎哲弥さんの「時々砲弾」(週刊文春)では、アベノミクスでの名目経済成長率の高さを無視している原氏の態度が批判され、同時にアベノミクス期間中の名目経済成長率と財政状況の好転が相関している事実が提起されている。さらに朝日新聞の1月3日付の社説が有意義であったのを原論説が帳消しにしてしまっていると痛烈に批判しています。このもうひとつの朝日の論説は気が付かなかったので有益でした(帰省してたので朝日チェックしてなかったので)。

 高橋洋一さんのデジタル現代での論説は、オークンの法則などを紹介しつつ、原論説の経済成長否定論がいかに雇用問題を誤解させるかを痛撃しています。

 ちなみに僕の論説は、原氏の主張こそ実は富だけを追求し、人間の価値を顧みない経済思想の典型であることを、経済成長懐疑論者の議論から照射しています。原氏は自分のよってたつ経済思想さえ満足に理解していないのです。その浅薄さは度がはずれているといえるでしょう。その点を私含めて三者がそれぞれの論点からみていると思います。

 反省は絶対にしないでしょうから、原氏の議論にうっかり引っかかる人がでないことを期するだけです。朝日新聞には宮崎さんが指摘するようにちゃんとした記者も多いので、その人達により一層の奮起を期待します。なんにせよ、新聞がしっかりしてくれないと困るからです。僕は新聞を批判はしますが、全面否定はしません(原氏の議論は個別事例なので全面否定してもなんの問題もありません)。