置塩の経済学についての知識はほとんどない(笑)。学部のときに参考文献だった置塩『近代経済学批判』(有斐閣)のケインズ経済学批判(その要旨は以下の松尾匡さんの用語解説にある)と、大学院時代に高須賀義博先生の講義で読むはめになったダンカン・フォーリーの『資本論を理解する』(法政大学出版局)の中の置塩定理の解説ぐらいである。あとは最近、松尾さんがふれるたびにちょい食いしている程度。積読はわりとある(笑)。
置塩
用語解説:置塩信雄 (1927-2003)
http://matsuo-tadasu.ptu.jp/yougo_oxo.html
マルクスの基本定理
http://www.kisoken.org/webjiten/marxnokihonteiri.html
柴田・置塩の定理
http://www.kisoken.org/webjiten/shibataokishionoteiri.html
数理マルクス経済学:講義ノート 田中淳平
http://www.kitakyu-u.ac.jp/economy/study/pdf/2014/2015_03.pdf
「本稿は、マルクス経済学に関心のある学生を対象に、「マルクスの基本定理」や「富・階級・搾取の対応原理」といった数理マルクス経済学の主要命題を丁寧に解説した講義ノートである」とのこと。置塩信雄の主要貢献である「マルクスの基本定理」などを厳密に理解していくための最初の一歩としてどうだろうか(これから僕も読む予定)。
『社会経済学への誘い(仮題)』
http://smiling.ws.hosei.ac.jp/wp/?page_id=153
「本稿は『資本主義を理解するための〈最小サイズのモデル〉を用いて、欧米のpolitical economyの展開も踏まえながら、置塩理論の主要部分を対話形式で解説しよう』としたものです。」とのこと。
まだコピーを以前にとつたまま難しそうなので放置しているのが、松尾匡さんの論文「物象の世界と人間の世界の二重の把握:労働価値概念純化への置塩の道を進めて」
『季刊 経済理論 第50巻第4号(2014年1月) 置塩経済学の可能性』に収録。http://www.sakurai-shoten.com/content/books/jspe/50_4.shtml
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