先月号(2013年9月号)の『EX大衆』で掲載されたakb48センター論でのアンケート回答をもともとの文からさらに補強したもの。。
いまのAKB48の現状は、ダントツのカリスマ(前田)を失った後の、試行錯誤の時代と見ています。いまの上位陣のほとんどが20歳を超えている高年齢化現象もあり、長期に安定したセンターを担うには難しい状況にあると思います。ぱるるらの成長が期待されます。
指原さんは、アベノミクスならぬアマノミクス(「あまちゃん」の経済学)をリアルに実現していると思います。取り立てて美貌に秀でたり、ダンスや歌のスキルも高くない、メンタルも並みで隙もありまくる。しかし、なぜか周りが放っておけないし、本人も全力で見境なく頑張る。NHKの「あまちゃん」」のヒロインと指原さんはだぶります。そして時代はまさに彼女のようなタイプのアイドルを必要としているのでしょう。AKBはデフレ時代の産物ですが、さっしーはポスト・デフレのアイドルだと思います。その将来性はいまだに抜群です。このままセンターを担い続けてもいいのではないか、と個人的には思っています。
また今回の総選挙でのske48などので地方勢の進出も特にマイナスはないと思います。ただ今後の総選挙で、AKBよりもSKEなど妹グループの進出が著しいと、AKBの相対的な地位の下落が、そのままグループ全体の地位の低下に結び付く可能性も出てくるでしょう。中心はあくまでAKBであるべきだと思います。
僕の考えるセンターの条件は、指原さんのように、「なぜかわからないけどみんなに愛される」という要素が必要だと思います。彼女がセンターになるのは、サプライズだと思っている人は実はそんなに多くはなかったのではないでしょうか? つまりみんな、心のどこかで彼女がセンターになることを必然と考えていたのではないか? 僕はそう思っています。彼女のように「どこが魅力だかわからない」その「わからなさ」こそアイドル=偶像性の根源にあるものです。その意味で、前田敦子も魅力の根源が不明でした。センターというのは特定の魅力があって生まれるものではなく、巨大な空虚であること(わけのわからなさ)、遠近法でいえば消失点であることが条件です。空虚ではあるけれどもすべてを飲み込む巨大な渦。それこそセンターであり、アイドルそのものです。こう書いてきて僕は指原さんに少し恋していることがわかりました(笑)。センターはすべての人に恋情を発生させるもの。昔なつかしいアイドルの復活を、指原さんに見ています!
すでに結論は僕の中ででています。指原さんをセンターにAKBは、デフレ時代のアイドルからポスト・デフレ時代のアイドル集団として変容すべきだと思います。他の誰よりもさっしーがセンターのAKBを見続けたい、と僕は思っています!
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