TOKYO FM:AVANTIで「インフレの話」

告知遅れてすみません。とある東京のバーAVANTI山形浩生さんと入れ違いで美女たちと交歓しました(違。

http://www.avanti-web.com/thisweek/index.html#guest01

 安倍首相は去年の自民党総裁選の前から「物価目標政策」を掲げていた。将来的にデフレを脱却して、インフレ率を2%以上に持っていきたい、と。実際にはまだ何も行われていないけど、それで実際に円安、株高になっている。これを専門用語で「期待転換」と呼ぶ。みんなの「デフレが続く」という期待(予想)が「インフレになる」という期待に変わる。これがアベノミクスの一番重要なところ。
 デフレからの脱却を「リフレーション(リフレ)」と言う。順調な経済は1〜2%のインフレ。ところが日本は十数年もデフレが続いている。デフレは「○○が安い」みたいな話ではなく、経済全体の平均価格が下がっているという話で、それは経済全体でモノが売れないから起こる。安倍首相はそこから脱却して、低めのインフレに持っていこうとしている。
 円安になると企業の収益が大幅に改善する。日本企業は円高によってずっと不利な戦いを強いられてきた。でも潜在能力はすごくあるので、為替レートの損を解消すれば十分に国際的な競争力がある。そうして企業が活力を取り戻せば、投資が増え、国内で新しい人材を雇える。
 そんな変化が現れるのは早くて半年後。特に新卒市場が真っ先に反応するので、失業率という統計に現れてくる。景気なら倒産件数や株価。株価が上がるということは、企業価値が上がるということ。それによって企業が投資活動し、モノを買う。それによってまた景気が良くなる。

AVANTIで僕が出会った知的な美女。もう会えないのかなw