文庫版『脱貧困の経済学』(飯田泰之&雨宮処凛)

 御本頂戴しました。ありがとうございます。すでに旧著での掲載分についてはこのエントリーで、また今回新たに追加された対談部分についてはこのエントリーで感想を書かせていただいてますのでご参照ください。

 この追加対談の中で飯田さんはご自身の立場をリベラルな経済論と表現しているけど、まあ、そういう意味のリベラルならほぼリフレ派で著作書いている人の大半が収まりそうである。そしてそれは飯田さんが言及されているように、なぜか日本の経済論壇では少数派。不思議といえば不思議。問題はそういうリベラル(弱者を保護して、企業に自由に活動させて、お金持ちから税金とって再分配)の立場にたつ政党がほとんどないことで、民主党自民党も違うし、また維新も違う。なんだかな、という感じ。

脱貧困の経済学 (ちくま文庫)

脱貧困の経済学 (ちくま文庫)