対アメリカ従属為替レート政策?−いつもながらの日銀理論(財務省のサポートつき)−

 米国などで金融面の対応あれば、日銀の追加緩和あり得る=野田財務相
 http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-22764320110818
 
 という記事、 財務省の中尾武彦財務官は18日午前、日銀本店に中曽宏国際担当理事と会談という情報(わざわざマスコミにこの会談を宣伝しているのもちょっと苦笑)とあわせると、要するに日本銀行財務省の協調的な為替介入+金融緩和は、アメリカの金融政策次第であり、現状の円高がすすむ可能性はまたもや「注視」するだけということでしょうね。

 いまの円高が自然に収束するか、このままの水準で定常化して、新しい高めの失業(これは日本銀行財務省的には管轄外なので無視されてますが、もちろん国民目線では重視すべき問題ですよ)と高めの倒産率との組み合わせに、日本社会が耐えるのを織り込み済みになるのを、彼らは期待しているということでしょう。

 本当にどこまで日本経済をダメにすれば気が済むんだろうか。