岩田規久男編『昭和恐慌の研究』増刷出る

 日経・経済図書文化賞を受賞し、従来の昭和恐慌の解釈(バブルの自生的崩壊、財政出動での回復、最終解決は戦争など)を覆し、新しい解釈(金本位制の足かせという金融緊縮スタンスが長期停滞の真因、昭和恐慌からの脱出はデフレ期待からインフレ期待をもたらす金融政策主導の政策レジーム転換、高橋財政の下でほぼ昭和恐慌は出口政策も完了するはずだったが、クーデターで戦時体制へ、当時のマスメディア、経済学者たちの不景気=デフレ政策への賛同など)を提起した画期的な論文集です。

 まさにこのタイミングで読まれるべき本の筆頭でしょう。

昭和恐慌の研究

昭和恐慌の研究