2012-02-28から1日間の記事一覧

マルジャン・サトラピ『鶏のプラム煮』

このブログで以前紹介した同じサトラピの『ペルセポリス』は通常のBD(フランスマンガ)の枠を超えて多くの読者を獲得した。今回訳された作品は、『ペルセポリス』同様に、彼女の一族の歴史を語るものである。『ペルセポリス』とはまったく違う味わいながら…

マルク=アントワーヌ・マチュー『3秒』

三秒間におきた世界を多元的な視線で描く。しかも三秒なのにちゃんと物語が存在しているw 誰でもが夢想するけどなかなかここまで徹底的に描くことはできない不思議な世界。でも描かれているのはめっちゃハードボイルドw。面白い試み。関連エントリー マル…

グラント・モリソン『WE3』

犬、猫、うさぎの生物兵器の殺戮と逃亡、そして人間たちのエゴ。シンプルにダークに描いた佳作。WE3 ウィースリー (ShoPro Books)作者: グラント・モリソン,フランク・クワイトリー,堺三保出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション発売日: 2012/01/31…

喜多見洋/水田健『経済学史』

喜多見さんから頂戴しました。ありがとうございます。スミス以前の経済学から今日の最先端の経済学までを「経済学史」の視点で解説した教科書です。意外と教科書レベルで一冊でそのような企画のものはあまりなく、その穴を埋めるという意味で貴重な貢献です…

ニコニコ生放送「社会的企業ってナニ? 社会的企業が日本を変える!?」の記録

日曜日にニコニコ生放送に出演しました。twitterには関連する話題も書いたけどやはりブログに活動履歴として記録しておかないと。まだ見逃した人もタイムシフト視聴とかあるいはプレミアム会員ならばまだ見ることができるようです。3万6千人もご覧いただいた…

『週刊現代』「日本の有力企業をどう見るべきか」

いま出ている『週刊現代』の経済鼎談に参加しました。なかなか週刊誌での鼎談というのも珍しいですよね。僕は『週刊ポスト』で森永卓郎さんたちと以前やって以来、2年ぶりぐらいでしょうか? 今回の特集はセンター記事で、かなり力が入ったものです。僕も準…