「北半球で最も美しくかつ興味深い研究を行っている経済学者」と眼鏡っ子未来経済学(?)


 mixiで話題沸騰とか。


 シカゴ大学ビジネススクールのVeronica Guerrieri助教授をご紹介します。

  http://www.chicagogsb.edu/faculty/bio.aspx?person_id=933341
  http://faculty.chicagogsb.edu/veronica.guerrieri/


 専攻は、ナイスな(意味不明)マクロ経済学 労働経済学。 

 彼女によりますと、macroeconomics, search theory, labor and financial market frictions, dynamic contracting, and growth theory. "Coming from Europe, the malfunctioning of labor markets has always attracted my attention," she says. "My research explores frictional labor markets and other market imperfections." とのことで、労働市場の不完全性が関心の対象とのことです。


 生まれはイタリア、その後、頭脳と美の流出現象とともに、MITでPHDを取得。かの森嶋通夫大先生大絶賛のマルコ・ファーノに由来するフェローシップを得たという点でも、マクロ経済学のイタリア的伝統を引き継ぐ才媛であるともいえるでしょうか。単著である彼女の論文Heterogeneity and Unemployment Volatility" (working paper).
の要旨を拝見しますと、不況期には労働者の異質性によって失業率などが大きく変化する、ということを示されたとのことです。みなさんも労働市場のサーチ理論というこの本に書いてある「共通のピザ生地」を学んで彼女と同じ分野を究める気になってきますよね(田中目線)。 


 ちなみにマルコ・ファーノの業績として著名なものには以下がございます。Veronica助教授の最初の業績もファーノの関心と同じ中央銀行の政策ルール分析であることが興味をひくところでございます。


The Money Market (Classics in the History and Development of Economics)

The Money Market (Classics in the History and Development of Economics)


 なお「南半球で最も美しくかつ興味深い研究を行っている経済学者」は現在、北半球に移動中でございます。かしこ


おまけ)未来の経済学(?)(眼鏡っ子ヴァージョン)


 ITOKさん調査によるハーバード大学ビジネススクールにおける眼鏡っ子率調査

ITOKさん曰く

ハーバード・ビジネス・スクールは最初にファイナンスを見たので女性助教授の眼鏡っ娘率が高いように思えたのですが,調べたらそうでもありませんでした。

http://pine.hbs.edu/external/unitsShow.do

□Accounting and Management(眼1他1)
□Business, Government and the International Economy(眼1他1)
□Entrepreneurial Management(他1)
□Finance(眼2)
□General Management(他1)
□Marketing(他3)
□Negotiation, Organizations & Markets(他1)
□Organizational Behavior(他3)
□Strategy(他1)
□Technology and Operations Management(他3)

総計:
 眼鏡娘4(21.1%)
 他15
 
 近日公開予定(!???)、ITOKさんと総力結集した「未来の眼鏡っ子経済学」。お楽しみ。