天コケ廃人と『映画芸術』


 『天然コケッコー』ついに9回目 笑)。http://blog.goo.ne.jp/reflation2008/e/23461b1906be5dfc20feca06fedd201d


 これで一息ついたが、ついでに『映画芸術』の去年のベストとワーストを立ち読み。天コケはベストで第三位に。これはこれでいいのだろうが、『映画芸術』はなんか同質性が強まった感がある。廃人 笑 になるほどのファンなのでベスト入りは当然だし、ワーストに入るわけはないのだが、こと『映画芸術』の選評にワーストに誰もいれていない(老眼ぎみなのでwしかと確認はできていないが)のはこの雑誌のキャラとしてどうよ?


 中学生の頃の同誌といえば、およそ正統派(『キネ旬』とか)と一線を画した子供の眼からは下劣さ極上、後味悪さこそ至上とでもいう選出がなされていて、(今回の天コケのように僕の眼からは至上の価値をもっていても)絶対に天コケのような映画らしい映画、万人が価値を見出すものを認めないという風情をもつ、悪く言えば偏屈大魔王みたいなワースト命の選出者が必ず何人かいたものだが。あえて至上の価値をドブの中に突き落とすこと自体を目的にした無頼な徒がいなくなった。


 『映画芸術』のワーストがあまりにもまっとうすぎる。つまらん。