ちょっと国民の皆さんwに聞きたいんだけど、そんなに『スピードレーサー』ダメなんすか?
とりあえず近所のシネコンで、初日、夕方。観客は一桁以下 爆。
他のところは子ども達で大賑わいだったがw
物凄くコケた感がありありの初日風景であるがw
映画そのものはこことかでいわれてるほどひどいかなあ。ヒドイ、という評価は感想として思いつかない言葉だなあ。たまに車同士がわらわら激突しているのがミニチュアカーみたいにみえたけれどもwそれも奇妙な感じでそれなりに楽しめた。いや、僕はとても楽しんだけどね。
どこが悪かったのかな。
(付記)と考えてもよくわからないので、もう一人の批判者である柳下穀一郎氏の映画評を読んでみることにした。おそらく20年ぶりに買った『エスクァィア』。そういえば、同誌は元々いまはなきUPUという会社(『GS』とかも出してた)から出版されてて、そこの代表だった吉澤さんも無事業界からこの間引退されたそうでお疲れさまでした。吉澤さんぐらいですね、僕の経済書を読んでその本質が編集者である、と喝破したのは。
Esquire (エスクァイア) 日本版 2008年 08月号 [雑誌]
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閑話休題。で、柳下さんの批判の核みたいなのは次の一文でしょうね。
「まったく盛り上がらないカーレース場面だが、そのコースはミニカーを走らせるアクロバティックな模型コースとも見える。これはまるで模型のコースでミニカーで遊んでいるかのような画面なのである」
子どもが喜ぶかどうかはさておき、この映画をみて思ったのはやはり先に書いたようにミニカー感覚、それとなによりも映画化されたマリオカートぽいコース仕様だということです。あのスピード兄弟もルイジとマリオの兄弟にみえるし、それに韓流スターのピまで加えてw まるで日本の文化の悪い夢をみているようでした(少し数年前の任天堂DSや韓流テイストだけどw)。
例えば映画の方のコース名は忘れたけれども、砂漠のコース、雪山の洞窟のコース、柳下氏が「三次元にうねるコース上でくるくると回転し」たの、それと七色に輝くコース、それはまさにマリオカートのレインボーブリッジだとか、サンサンさばく、スノーマウンテン、 ワルイージピンボールのパロディにみえてそれが非常に僕が楽しめた理由のひとつ。
それと「CGの背景はカラフルで、いつも七色にキラキラと輝いている。一瞬も静止しない色の饗宴は目に鮮やかというより、けいれん的と言いたくなるほどに変化する。どこに目の焦点を合わせていいかすらわからないほどで、なんらストーリーを語る役に立っていない」ですが、
確かに説明書にもマリオカートは明るい場所でやることを推奨していますしw、ましてや暗闇の大画面なのでそれは疲れたと思いますが、これも僕は動体視力や平衡感覚の問題が大きく作用しているような気がします。例えば、『クローバーフィールド/HAKAISHIA』はゲロ吐くほど気分が悪くなる人がいますが、僕はここでも書いたようにあの映画かなり好きです。
まあ、そんな動体視力、平衡感覚やゲロ吐く吐かない力を要する映画だ、といわれればそれは確かに一般受けはしなさそうですが、もしマリオカートの実写版??をみたい人がいたら一見の価値ありです。
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