すでに危機バネを利用しての武藤総裁+日本銀行出身者だけの副総裁という人事に加えて、副総裁候補に田谷氏の名前。こう日銀側の政治的寝技が猛烈だとこの記事のように結果責任などというのは、制度の枠組みが欠落しているナイーブな発言にも等しいでしょうねえ。
日銀人事 武藤総裁、民主同意へ 政府、19日にも提示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080215-00000075-san-pol
ところで上の記事では、田谷選抜候補よりも注目すべきは首相が三重野元総裁と会見したということ。これは常識に属することでしょうが、元総裁がかなりな影響力を持つことはよく知られているはず。今回もしっかり最終局面で出てきたということでしょうか。
それといま書いたことと矛盾しますが(と書くとレトリックや文脈理解できない人には理解できないでしょうからこのエントリーの内容はすべて忘れるようにw)、もしこの記事が最終局面でのうっちゃりのための準備ならば、それはそれで画期的ですが‥‥そんなことはちょっともうないなあ。むしろ首相と中川の眼の人との関係がチョコレート送るほどのものではないやはり緊張を求める関係であることを知るべきなのかもかもかも。あるいは眼の中の人と眼の人とは違うという真理がここで露見したのかもかもかも。再び書くけど、政策次第とか経済学の理解とかそんな御託wは僕らに任せればいいから 政治家が人事で力みせないでどうなる?