IMFレポートその他でキャリートレードの「問題圏」であることには気がついてはいましたが、本当にインフレ目標政策放棄か否かの可能性あるんでしょうか? ニュージーランド。『日経公社債情報』のリフレ派の推測するに筆頭レベルの末吉さんの記事より。
投機的な為替レートの不安定性にニュージーランド当局が介入。同時に8%に利上げを実行をしています。
http://www.jetro.go.jp/biz/world/oceania/nz/topics/47455
基礎的経済情報は以下
http://www.rbnz.govt.nz/
住宅市場の過熱を抑えるためのインフレ目標政策の維持か、もしくは行過ぎたニュージーランドドル高を防衛するために介入ではなく金融政策の変更(=インフレ目標の放棄)が必要になる局面が到来する可能性も否定できず、という末吉さんは厳しい見方です。インフレ目標政策と資産価格のかかわり、という論争の多い話題だと思います。
もちろんだからといって日銀流の「総合判断」でもどうにかなるものではない、という指摘もありますが*1。
溝口知事や中川氏の動向も気になりますが、こちらの国の動向ももっとフォローしていきたいと思います(ちょっと僕は同国は不案内なもので)。
*1:住宅市場の過熱には税制で対処という末吉さんの指摘あり