はじめて日本発といわれるこの不思議な「理論」を読む。モデル化のところは野口本の解釈と類似しているけれども、ともかくHOモデルを使って解説がしてある(この種の試みは小島氏以外はレアな試みという印象)。
ということはHOモデルに吸収されてしまう性質のものなのか、というとどうもそうではないみたいだが、その差異がよくまだわからない。理論というよりも観察や実証からでてきた一種の「シェーマ」みたいなものがあって、これを「理論」とよんでしまい、この「理論」がHOモデルなどで説明できてもその「シェーマ」自体のオリジナリティ(?)は色あせない、という納得の構造なのかもしれない。
理論タイプは構造変化モデルであるが、よくわからない部分があるけれども(主に僕が馴れてないせい)、著者の柔軟な書き手としての姿勢とともに結構楽しめて読める。今度はノートでもつくりながら読んでみたいと思ふ← そんなことより原稿かかんといかん(ーー;)
- 作者: 小島清
- 出版社/メーカー: 文眞堂
- 発売日: 2003/05/20
- メディア: 単行本
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