消えたゴールデンなんとか


 『週刊ダイヤモンド』立ち読み。今年の経済書投票結果読む。不正確な記憶ですまそだが


望月衛さん、『ヤバい経済学』1位おめでとうございます。しかも訳者インタビューつき。


安達誠司さん、『脱デフレの歴史分析』11位おめでとうございます。


飯田泰之さん、『ダメな議論』40位おめでとうございます(思想書なのに 爆


ダイヤモンドは40位まで掲載でございます。さすが『ダイヤモンド』その年来の主調音を示して、上位陣にはずらずらずらっと、とととと以下略。ちなみに私には投票権はございませんでした(来年はください 爆)。しかし竹森さんの本も見当たらないし(あったかもしれないけど印象に残らない順位では?)、中原さんの日銀批判本もかなり低め、それでいいのかなあ。まあ、お祭りだからw


 そういえば上半期某誌で堂々の第一位だったのなんだったっけ? ん?*1

 ちなみに同誌のユニークなスタンスを反映しまして、同号の名著再読にはかの「非常事態宣言」で有名な斉藤精一郎氏が登場し、外電wによりますれば、

「日米欧の中央銀行はなお、金利政策に固執しているものの、貨幣残高重視並びに市場オペ中心に金融政策を展開しつつある。この点でフリードマンなどマネタリストたちの持論はここ三〇年間でほぼ定着し、正当性を誇示すらしている。フリードマンは完勝とまではいかないが、充実感を持って天国に逝ったといえよう。」としているものの、最後の最後に、「ただ、マネタリスト症候群と呼ぶべき、マネー万能の金融絶対主義(インフレ目標論など)がここにきて勢いづき、経済政策論を侵食しつつあるのはフリードマン革命の後遺症かと気になる。」


とのことです。相変わらず健在でございますがw

*1:まじめに考えますれば、組織票の件はさておき、すでに日本の経済進路が黄金でもなんでもない不安定なものだったことをいまさらおおくのエコノミストが合意した結果ではないか、と邪推いたします