「戦争」が始まるってさ


 http://www.nakagawahidenao.jp/pc/modules/wordpress0/index.php?p=337


<このような政府・日銀間の共通目標こそが国の成長戦略の根幹となる政策である。同時に、政府・日銀の意思疎通の中で、日本の潜在成長率についての意見交換も是非行っていただきたい。

 また、政府・日銀が日本の潜在成長率を正しくみることも、持続的成長を維持するうえで欠かせない条件である。これを低めに見積もると、今度の成長の芽をつむことになる。1990年代半ばFRBグリーンスパン氏の金融政策は、この点を考慮して、安易な金融引き締めを行わなかったので、今日のアメリカ経済の成長につながっている。

 もしも、望ましい物価安定の参照値などの新しい枠組みをつくらないとするならば、福井日銀総裁も正式メンバーとして参加する、経済財政諮問会議が出すマクロ経済のシナリオが唯一、「物価安定の下での持続的成長」の姿を示すものとなり、その実現のために日銀が責任を共有することになるのだが>


 ちなみに僕の意見では事実上デフレな状態で必要以上に潜在成長率の議論に深入りすべきではないと思う(だってデフレやゼロ近くのインフレ率が問題だって認識があれば潜在成長率がどうのこうのというのは取り立てて問題じゃない。あくまでもこの概念は理念的すぎるものだから)のだが、上の文章みるかぎり「戦争」のための一布石が濃厚w 成長戦略を金融政策主軸で本当にたてるならば物価水準目標を中心としたリフレ政策がいいように思う。


いま気が付いたけどこの中川HPはかなり重要かも。毎日高水準の書き込みで更新されてるしww