スティグリッツの日銀批判の基礎??=ADP・中谷モデル


とりあえずhicksianさんのメモ。冒頭の僕の戯言は無視するようにw


http://hicksian.cocolog-nifty.com/irregular_economist/cat1965717/index.html


 あと別エントリーに書きますけど、今般の日銀の金利上げの事実上の理論的核は例の「日銀ダム論」でして、そのコアは経験的な日銀版フィリップス曲線w(雇用人員判断D.I⇔賃上げ⇔インフレ率)に基づくものなんですが、これを下記のスティグリッツとhicksianさんのブログで紹介されているADPモデルに基づく中銀新ルールは批判しているとも理解可能でしょう。


 またこの日銀版フィリップス曲線wは、もちろんいわゆる「ミクロ的基礎」をもってませんので、展望レポートや福井総裁がこの上記のダム論的因果関係をいくら強調しても「ルーカス批判」を回避することはできません(ま、これはややネタすぎるかなw)。この日銀版フィリップス曲線が存在している保証はまったくないですね。この点についてはまたダム論批判と関連して再度触れたいと思います。