応答せよ、スペクトルマン違)


 さて社会科学系のブログ界が騒然としておりましたが、それでも昨日、『プレジデント』誌さんから「もう観にいったんですか?」とせっつかれ(?)てはいかないわけは行きません。

 シネコンのレイトショーで観て来ましたよ、『ラフ』


スケッチブック・オブ・


 原作は読んでないんですよ。僕にとってあだち充は高校生のときに読んだ『陽当り良好』『みゆき』が頂点でして、『タッチ』で急ブレーキ、『ラフ』は知らん世界です、ハイ。しかし原作知らないほうが映画として純粋に楽しめますよね? 出だしの東宝の燦然と輝くマークにかぶる加山雄三の歌いいですねえ。映像の作りこみが特に前半はいいです。主人公たちの心情をその都度、映像が的確に拾ってますね。ストーリー的に何か起伏があるわけでもなく、その意味では中だるみもしますが、まあ、ともかくもこみち青年wと、主観的には(^^;)長澤まさみ嬢のふたりのために作られた、僕としては久しぶりに正統派の清純女優物(そんなジャンルないかw)映画をみさせてもらったなあ、という感じです。そうたとえば伝説で伝えきく吉永小百合の10代のときの映画はこんな感じを観る人に与えたのかもしれない症候群。評価 ☆☆☆