安達誠司『脱デフレの歴史分析』(藤原書店)

脱デフレの歴史分析―「政策レジーム」転換でたどる近代日本

脱デフレの歴史分析―「政策レジーム」転換でたどる近代日本

第1部 「レジーム間競争」とは何か?(基本コンセプトとしての「政策レジーム」の重要性)
第2部 近代日本のレジーム間競争(政策レジーム模索の過程―明治維新から松方財政まで
「金解禁」を巡る政策レジーム間競争の過程
小日本主義レジーム」によるデフレ脱出過程とその「擬似性」
大東亜共栄圏レジーム」の台頭)
第3部 レジーム間競争の「場」としての通貨問題(後期松方財政はなぜ、政策レジームの転換に成功したのか
レジーム間競争の「場」としての「金解禁論争」
「“擬似”小日本主義レジーム」への転換と昭和恐慌からの脱出
大東亜共栄圏レジーム」への転換過程における通貨システム選択の失敗)
第4部 「レジーム間競争」の歴史の教訓から何を学ぶか?―現代日本へのインプリケーション(「円の足枷」と平成大停滞)