2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
読む価値ゼロに等しい高級同人誌ともいうべき『世界』が三月号で経済関係を特集してたのでつい間違って手にとる。あれ? 大瀧先生の論説が。 一抹の不安がありましたが、要するに「金融立国」とかいう理論的な装飾をほどこしたどうみても衰退産業である金融…
映画がつまんなくなった、という基本路線?で貫かれた映画時評。作品評ということで最近、自分の参考にしたい(=自分のいまの書評だとつまんない)と思ったのは、この柳下氏の著作とあとは鶴見俊輔氏の書評集の最後の巻。書評にも下部構造としてのテクニッ…
表紙はこれ ↓
たまたま家人が見てたので斜め見し始めたら引き込まれてしまった。ダビングしとけばよかった。十分に経済学の授業の素材に利用できる内容。しかし大リーグの経営手法に比較すると日本の方はアマチュアに見えてしまい、プチナショナリズム(笑 として残念な気…
町村官房長官が日本経済のファンダメンタルズがしっかりしているのに株価低迷は謎だ、みたいな宇宙人発見のような発言をしていたようですが。 それに対して、『ニューズウィーク』2月6日号のピーター・タスカ氏の論説は、日本の株価低迷やら景気後退やらは、…
継続は力なり、というのがお金持ちの条件のひとつだそうです。 日本のお金持ち研究 (日経ビジネス人文庫 ブルー た 11-1)作者: 橘木俊詔,森剛志出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2008/02/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含む…
中山さんから献本いただくどうもありがとうございます。これは個人的にはツボに入った。半分まできた『ポル・ポト』をちょっと脇において、先にこれを読みました。 個人的なツボはやはり最終章の「経済思想史の行方」。経済思想史の意義についてのバランスの…
あまりに閑古鳥 笑 なこの韓流ブログをどうてこ入れするかしばし考える。http://blog.goo.ne.jp/reflation2008 正直にいえば韓流ネタは毎日でもなんの考えもなしにかける自分が怖いのだが(笑 少しは同好の士を釣りたい思惑があるので超地味なアクセスゲット…
『円の未来』(田村秀男、光文社) 円・人民元・ドルが国際通貨として今後どのように変化していくのか。サブプライム危機や中国経済の過熱を背景にして、本書は政治と経済の両面から視野の広い分析を試みている。 特に著者が懸念しているのは、円の国際通貨…
本格的な古代経済論と正義論を収録した実証的な著作。立ち読みして驚いた。ディオゲネスについては『ギリシャ哲学者列伝』の邦訳版だと中巻に収録されている評伝が、プラトンとのぼけと突っ込みとしか思えない問答を愉しむことができる。ところでこの本の中…
ハイエクの政治哲学分野にはなかなか興味もてないのでこの一連のメモ書きはとても助かります。 http://d.hatena.ne.jp/kuma_asset/searchdiary?word=%2a%5b%a5%cf%a5%a4%a5%a8%a5%af%5d
知人の方に教えていただいたニュース。やはり日銀保有の国債償却はまずいでしょう。「埋蔵金」で市中の国債償還を=自民・中川元幹事長 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080131-00000102-jij-pol http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-31X…
http://facta.co.jp/blog/archives/20080201000613.html 世間でよく参考にされているにもかかわらず、時間の無駄なので見てないブログに本石町日記と特定ブログ(コードネーム相関列島)があるけれども、これは阿部氏もストレートに前者を批判しましたね。と…
この話題には何にも関心がなくスルーしていたらいま車で聞いてたJ-WAVEのDJやリスナーの意見が、毒餃子問題→日本の食糧自給率が低いのが問題、というどう考えても論理の飛躍以外なにもない意見が大手を振っているのをみて苦笑してしまいました。 実は食料安…
http://society.cpm.ehime-u.ac.jp/shet/annals/het47-50/het47-50j.html 新刊がでるごとに前号の全文がネット公開されます。今回は49巻1号について。ただまだファイルの準備が完全ではないので準備できしだい順次公開とのこと。 この号では岡田章氏のゲー…
水曜に体調が悪いのに無理して大学にいき講義した就職直前対策用の話でも援用したいくつかの著作。このブログも学生が多くみているようなので、いままでも何度かとり上げているけれども時期的にもふさわしいので再掲載。最初の二作はこの種の就職全体、面接…
河合香織氏の『誘拐逃避行』をナボコフ『ロリータ』と少しからめて書評しました。ご一読いただければ幸いです。 誘拐逃避行―少女沖縄「連れ去り」事件作者: 河合香織出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商…