いまの政策のフレーム(財政と金融の協調)の中で、消費減税と給付金はともに「バラマキ」政策としてみなせる。
こんな単純な理解を妨げるのが、「消費減税原理主義」的な見方。あらゆる政策の中でもっとも重要だと強調したいらしいが、それがカルト的な妄執に育ってしまっている。
一応、減税は典型的なバラマキ政策であることを、バーナンキの発言からも引用しておこう。
A money-financed tax cut is essentially equivalent to Milton Friedman’s famous ‘helicopter drop’ of money.”https://www.federalreserve.gov/boarddocs/Speeches/2002/20021121/default.htm…(邦訳は『リフレと金融政策』にあり)。