消費増税を批判的にみる見地からの最新の情報を4つに絞って提供します。
まず理論的な視座としては、以下のブランシャール教授の提言を参照ください。日本語で翻訳が提供されたことの方にだけ注目されてますが、中身は日本にとって積極財政が必要であること、もちろん消費増税の危険性を指摘しているということです。またデフレ脱却のためとはいえ無制限な財政出動へも批判を合わせてしていて、日本のMMT的な議論に牽制しています。
日本の財政政策の選択肢
https://piie.com/system/files/documents/pb19-7japanese.pdf
日本の経済学者からの包括的な消費増税についての批判は、岩田規久男先生の以下の最新刊がいいと思います。ネットではKindleですぐに読めますね。
なぜデフレを放置してはいけないか 人手不足経済で甦るアベノミクス (PHP新書)
- 作者: 岩田規久男
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2019/05/16
- メディア: 新書
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日本の経済関係の識者たちによるそれぞれの視点からの消費増税反対のコメントは以下にまとまっています。
消費税増税の「リスク」に関する有識者コメント | 京都大学 都市社会工学専攻 藤井研究室
さらに消費増税の政治的な動向を判断する最新の材料は以下の高橋洋一さんと私の対談を参考にしてください。
この四点だけ読めば、現状の消費増税の問題点と正しい理解には必要十分だと思います。あとは応用していかれることを望みます。まずは読むことをお願いします。早急な意見を形成するよりも経済問題は地道な理解こそ早道です。