「孤絶の歌としての大塚金之助」by田中秀臣『教養諸学研究』(早稲田大学)第144号

今年度二本目の専門論文です。大塚金之助のマルクス経済学にはまったく賛同できないのですが、批判すべき対象でも面白い論点があれば掘り下げます。この論文は、彼の短歌と人生の照応を、ハンナ・アーレントからヒントを得た孤独と孤絶というふたつの視点から論じたものです。また彼の経済学の視点や変遷もまとめてあります。はじめはもっと軽く書くつもりがかなり力が入るものになってしまいました。

 

掲題の雑誌の111頁から131頁掲載。