雑感:本当は経済=人々の生活なんかどうでもよくて、政治イデオロギーが大事な人達について

 Twitterで書いたこと。
 たまに思うけど、経済学者が経済政策を語ってもほとんどの人は真剣に考えてない。ましてやそれが現実化するとは思ってない。個人的な経験でいえば、2012年までは国債関係のディーラーもリフレ懐疑派たちもわりとよくtwitterやブログで自分から僕にからんできてた。いわばリフレは珍奇な見世物であり、その実現可能性はゼロだとたかをくくっているか、もしくは単なる知的な遊戯対象としてしかその手の人達には思えていたのだろう(その人数はかなり多い)。ところが安倍政権ができ、政治と経済政策がドッキングした。そうなると波がひくようにその手の連中は消えた。さらにそれまでは「リフレがないと経済はうまくいかない」「リフレ重要」といっていたかなりの人も、実際に特定の政治家がそれを採用すると、リフレ支持を撤回し批判したり、無視をきめこむ人も大勢でた。つまりその人たちは実は経済のことなんてどうでもよく、政治イデオロギーこそ重要なのだ、と思う。その証拠に(安倍政権発足まではリフレに理解や関心をしめしていたり賛同したりしていた人の多くが)いまや、リフレには関係ない政治的イデオロギー歴史認識、趣味嗜好、TPPや橋下氏の政策への理解などを持ち出して、リフレ派を攻撃している。繰り返すが、その人達は経済なんかどうでもいいんだよ