原田泰さんの『日本を救ったリフレ派経済学』には科学研究費についての簡単な解説がある。1)政府と民間合わせた研究開発が効率的ではない、2)効率的ではない、の意味は研究費を拡大しても実質GDPは低下している、という意味。下の図参照。3)「国が主導する研究開発は、科学研究に歪みをもたらす可能性がある。科学の目的が真実の探求ではなくて予算獲得になってしまう可能性がある」、4)民間の研究費利用も同じく効率は悪い、5)国の成長と結びつけるのではなく、特定分野にもよらずにいろんなところに投資してみることが重要。
研究費の使い方での「選択と集中」スキームへの批判。うすくひろくばらまく(原田さんの問題意識と同じ)
果たして競争的・重点的資源配分(選択と集中)は生産性を上げるか?(国大協報告書草案28)
http://blog.goo.ne.jp/toyodang/e/6d498f76461485e0687f40a702a49b00
高橋洋一さんのSTAP細胞事件と研究費配分問題と関連させた論説
「理研問題で問われる国の関与 研究費はバラマキこそ効果的」http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140331/dms1403311809005-n1.htm
- 作者: 原田泰
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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STAP細胞事件についてはこれから次の本がでるらしい。
- 作者: 須田桃子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/01/07
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