生活に困っている人たちへの支援は「お金」だけの問題じゃない。ひととひととの関わりが重要なのだ。そしてその人間同士の関わりを、社会の制度の中に安定的に組み込むこと、その一手段としてのソーシャルワーカー(相談援助を科学的に行う人たち)の意義を明確にしているのが、本書の中心的なメッセージだろう。
生活保護をめぐる感情的なバッシングから、具体的な生活保護費の削減案にまで至っている今日、読んでおくべき本のひとつだ。
- 作者: 藤田孝典
- 出版社/メーカー: 堀之内出版
- 発売日: 2013/02/10
- メディア: 単行本
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