マルク=アントワーヌ・マチュー『レボォリュ美術館の地下』

 ルーヴル美術館BDプロジェクトの第二弾の翻訳です。前作はここで紹介した『氷河期』。この作品もまた幻想的な雰囲気と似非考古学的な側面がドッキングした作品です。美術館は時間の経過とともにすべて怪奇なものに変化してしまうのでしょうか?

 カフカの『掟の門前で』を思わせる作品で、人間の時間の前での敗北と、そこからの輪廻を暗示しているかのような深い味わいの作品です。次回の第三弾は荒木飛呂彦氏の作品ですね。

レヴォリュ美術館の地下‐ルーヴル美術館BDプロジェクト‐ (ShoPro Books)

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