久しぶりのフランスマンガ(BD)の翻訳の登場ですね。 ニコラ・ド・クレシーの作品は『天空のビバンドム』が出ていますが、それと同時期に同じ作者の作品が翻訳されたということは、フランスのマンガの知名度の向上にも役立つでしょう。そのほかにもメビウスの『アンカル』やいくつかの注目すべき作品が刊行されると聞いていますので、これから出版に関してはちょっとしたフランスマンガブームが来ると思われます。
作品自体はとても風変わりなテイスト、幻想とSF的要素、人類の文明そのものへの皮肉やユーモアなどが、美しいビジュアルの中で展開されていきます。このルーブル美術館BDプロジェクトには、日本のマンガ家も参加していて、このブログでも以前とりあげた荒木飛呂彦氏の作品がすでに刊行されています。
氷河期 ―ルーヴル美術館BDプロジェクト― (ShoPro Books)
- 作者: ニコラ・ド・クレシー,小池寿子,大西愛子
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2010/11/09
- メディア: 単行本
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